顧問税理士だから知ったネタになる話

公認会計士・税理士の大久保達弥がこれまでに経験してきたネタになる話を書いています。

奥様の報酬削減ができず〇〇した会社の教訓

奥様の報酬削減ができず〇〇した会社の教訓

税金対策に失敗した社長の物語と顧問の提案

こんにちは。
東京都練馬区で開業医支援に特化したノウハウで
先生方を支援している

公認会計士・税理士の大久保達弥です。

 

経営者の中には、

税金対策として別法人を作り、

奥様を社長にして、

所得の分散を図っている方も多くいらっしゃいます。

 

そんなよくあるやりかたで

税金対策に失敗したケースもあるということを

今日は書きます。

 

税金対策としての別法人設立

とあるビジネスでうまくいっていた社長さん(男性)。

彼は、課税所得が多いことに悩み、

新たに奥様を社長にした会社を設立しました。

 

奥様の会社と男性の会社の取引内容

そこで、奥様の会社に従業員を所属させ、

自分の会社に出向させるという算段です。

そして、奥様は社長業務を行い、

役員報酬を2000万円もらうことにしたのです。

2000万円が妥当かどうかはわかりませんが、

課税所得も出ていたようですし、

ビジネスもうまく回っていたのでしょう。

 

突然のピンチ

しかし、ある日、

グループの業績が一気に悪化しました。

 

男性の会社も、

奥様の会社も、

赤字転落です。

 

急遽、呼ばれて顧問契約

私は、知り合いにこの会社を紹介され、

急遽顧問として契約することになりました。

 

そこでグループの状態を見て思ったのは、

奥様の会社が要らないんじゃないかというものでした。

 

経営改善策の提案

私は顧問として提案しました。

奥様の会社を無くして、

従業員を直接雇用にすれば、

奥様の会社に支払っていた手数料が不要になり、

奥様の役員報酬も不要になる。

 

とりあえずの危機は生き延びられる、

と考えたのです。

 

しかし、

奥様はその考えには反対でした。

 

そこで、私は新たな提案をしました。

まずは奥様の役員報酬の減額を提案しました。

 

社長(男性)へ最後の提案

私は経営者に対して、

こう言いました。

 

「奥様の報酬を下げないと会社が持ちませんよ。
もうつぶれますよ」

 

しかし、私の提案はついに聞き入れられないままでした。

 

最後に

1年後、

その会社はもうありませんでした。

 

この実話は、経営者が顧問のアドバイスを受け入れる重要性を示しています。

私たちは、専門家としての知識と経験を活用して、

あなたの会社が成功するための戦略や助言を提供できます。

 

しかし、

最終的には経営者がアドバイスを受け入れ、

実行する意思がなければ、

私たちの力も限られてしまいます。

私たちの力を活用して、

あなたの会社が危機を乗り越え、

成長していくために、

私と協力して取り組みましょう。

 

私、大久保達弥はこのような経験を持つ税理士として、

あなたのビジネスに寄り添い、

税務調査対策や経費対策を提案します。

 

私の知識と経験を活かして、

あなたのビジネスをサポートさせてください。

お気軽にお問い合わせください。

私と共に、持続的な成功への道を歩むことができるよう、

ぜひ顧問の依頼をご検討ください。

大久保公認会計士事務所

東京都練馬区
mail:higeokubo@gmail.com

090-8844-1980