顧問税理士だから知ったネタになる話

公認会計士・税理士の大久保達弥がこれまでに経験してきたネタになる話を書いています。

税務調査の経験から(その2)

税務調査の経験から(その2)

 

税務調査では、予期せずアウトになった項目や、

意外にもセーフになった項目があります。

 

今日は、そんな経験のなかの一つを書きます。

 

ナゾのゴルフクラブ

あるドクターは、開業してから

ゴルフに行くことが増えました。

 

増えたと言っても、もとはほとんどやっていなかったので、

年に数回程度でした。

 

税務調査で、

とある百貨店から購入したものを

全部洗いだしたことがありました。

 

百貨店に行って、

伝票のコピー持ってましたよ。

 

で、

ゴルフ関係の買い物が目立ったわけです。

 

ゴルフウェア、ゴルフクラブ、ボールなどなど・・・

これが経費に入っておりました。

 

購入時には私はこの先生とは契約していなかったので、

私が処理したものではないのですが、

経費に入っていました。

 

あー、ダメだなこれはと思ったのですが、

事態は意外な展開を見せたのです。

 

 

税務署の発想はこうだった

 

それなりに偉い方が調査に来ていたのですが、

ゴルフクラブやウェアなどの購入額を集計したあとで、

「これは経費として認めますね。」

と言われたのでした。

 

その根拠は、ゴルフの回数でした。

 

この先生は、

患者さんを紹介してもらうため、

接待でゴルフに行っていたのです。

 

それが理解されたのが、

ラウンド回数でした。

 

この先生は、

ゴルフが趣味ではなく、

本当に仕方なくゴルフをやっていたようで、

年に数回しかプレー代を経費に入れていなかったのです。

 

月に2回のプレー代でしたら、

経費として認められなかったかもしれません。

 

年に数回だったので、

売上拡大のための接待として認められたのでした。

 

さて、私がこれまで経験してきた話、

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クリニック院長がやっていたダメすぎる節税対策のすべて | 日本医療クリニック節税対策センター

 

開業医の先生だけでなく、
一般事業会社の社長さんにも役に立つものですので、
多くの方に読んでいただけるとうれしいです。

 

今日はここまでです。

 

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