顧問税理士だから知ったネタになる話

公認会計士・税理士の大久保達弥がこれまでに経験してきたネタになる話を書いています。

税務調査の経験で思い出すもの

税務調査の経験で思い出すもの

 

私は東京都の練馬で
医療クリニック専門の税理士をやっている
大久保 達弥です。


きょうは、思い出深い税務調査の経験の話を一つ。

 

開業医の先生から、

「今の税理士が素人っぽくて、全く頼りにならない。
節税策も何にも教えてくれないから、
俺が提案したものをやっている。」

 

と相談があり、

 

「今度税務調査が来るので、
対応してくれないか?」

と依頼されました。

 

いざ、帳簿を見てみると、
かなりざっくりとしか整理されていないし、

意味の分からない経費がずらり。

 

これは結構やられるなと思い、


開業医の先生に


「これは相当やられますよ。」


とお伝えしました。

 

先生は、
「〇〇万円くらいは覚悟している。」

とおっしゃいました。

 

これが節税なの??

先生から依頼を受けてそのクリニックについて勉強し始めました。
その結果、問題となりそうな部分がほぼ読めてきました。

 

一番の問題は、


先生の奥様を社長とした

MS法人を設立してあるものの、
なんにもルールがなかった

 

という点でした。

 

例えば、
資格のいらない事務の職員はMS法人の所属でしたが、
クリニックから職員の給与を払う際に

どれだけ上乗せするのかが
さっぱり決まっていなかった

のです。

 

通常だと、上乗せする割合を契約書や覚書などで決めておきます。


ところが、このクリニックでは、


「毎月いくら」

 

という、根拠が一切ない
(計算式も何もなく、これだけ欲しいという社長の意向)
勝手な金額でMS法人に支払っていました。

 

こんなことがまかり通るわけないのですが、
奥様には逆らえなかったらしいです・・・・

 

ここでの問題

 

ここでの問題は、
社長の意向もそうですが、
税理士がそれを止められなかったことです。

 

後から聞いたところによると、
税理士自身が

適正な上乗せ率自体を知らなかったみたいです。

 

適正な会計とは

 

上の記載では、節税というワードを使いましたが、
私はこの言葉は好きではありません。

 

認められている範囲で経費を計上すること。

 

これが、一番安心できるやり方です。

 

一般に認められてる会計のルールで経費を計上することで、
正しい収益力(儲けのチカラ)が測れるし、
流動比率などの安全性も正しく測定できる。

 

この「適正な会計」を貫くという考え方は今の時代には
第一に求められる要素だと考えています。

 

私の考え方

 

私が大事にしていることは、

 

他の会社でも認められるやり方で経費を計上する、
そのうえで、他の税理士とは違う発想で業務を行う。

 

というものです。

 

この

「他の税理士とは違う発想」

で業務を行うというのが
非常に重要だと思っています。

 

この発想というのは、
やはりいろいろと極端なお客様と接してきたからできるものだと
自負しています。

 

どこからそんな発想を得たのかというのは、
下のリンクから読むことができます。

nihoncs.jp

 

開業医の先生だけでなく、
一般事業会社の社長さんにも役に立つものですので、
多くの方に読んでいただけるとうれしいです。

 

今日はここまでです。

 

大久保公認会計士事務所

練馬区光が丘7-8-1-1905
090-8844-1980

mail:higeokubo@gmail.com

 

顧問税理士だから知った、ネタになる話

はじめまして。

私は東京都の練馬で医療クリニック専門の税理士をやっている大久保 達弥です。

今回は私が今までMS法人をはじめ、

個人のクリニックが実施する税金対策について、

自分で担当したり、

他の人から聞いた話の中で

面白い話や

明らかにアウトな税金対策

についてまとめたのでご覧ください。

 

はじめに

今から4つほど税金対策の事例をご紹介します。

このうち実際にセーフだった税金対策はいくつあるか?考えてみてください。

(1)ティファニーの店員さんを落とすために、いっぱい買ってプレゼントした。
(2)ベイコートの会員券を個人名で購入した
(3)開業記念パーティで自分のために高級時計を1個買ってしまった
(4)毎年、高級車を買い換えて節税対策をした

さて、皆さんどれがアウトでどれがセーフの税金対策かわかりましたか?

答えは、全部アウトです!

 

細かい話は、有料記事で販売していますので

こちらをクリックしてご覧ください。